人の気持ちというものを、相手にどう思われているかとか、「これは言ってはいけないな」ということをもう少し考えられれば、他人にこれほど不愉快な思いは与えないと思う。
「話す」ということは簡単なようでとても難しい。
自分が1番大切。
私はそれでいいと思う。
自分を大切にしなければ他人には優しくなれないと思うから。
ただ、自分を守ろうとするあまり他人を責めたり、批判したりすることについては少し考えないといけないことがある。
また、自分の考えを述べる際も細心の注意が必要。
相手に自分の考えを説くということは、時と場合によっては「押し付けがましい」と捉えられかねない。
他人を変えようとすることもまた難しい話なのだ。
人はそれぞれいろいろな道を歩んできて、付き合ってきた人もそれぞれ違うし、そもそも育った環境が違うし、楽しい過去だけではなく、つらい過去だってたくさん持っている。
いつだって相手を尊重する気持ちは大切だ。
一時期、心がしんどくて病院に通っていたとき、ただひたすら本を読んだ。
特に多く読んだのがいわゆる自己啓発本や心理学、脳科学などの本だった。
それらの本から学んだことはいろいろある。
中でも印象に残っているのが「他人は変えられない。変えられるのは自分」という言葉。
通院もいよいよ最後という日に、私は担当してもらっていた先生に感謝の気持ちを伝えた。
そのとき先生は「○○さんが頑張ったからだよ」と私の頑張りを何度も褒めてくれた。
そう、自分の意志の力で回復できたのだと伝えようとしてくれていたのだ。
その言葉は今でも私の心に強く残っているし、自信につながっている。
また心が折れそうになったら、何度でも思い出せばいい。
つらいとき、いつも寄り添ってくれた先生の言葉を。
少し話は逸れてしまったが、また明日から心穏やかに過ごすために、そしてこれ以上気持ちが沈んでいかない為にも、他人を変えようとする自分中心ではなく、自分の力を信じる自分中心で過ごしていきたい。